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組込み技術事業部

複雑なソフトウェア開発を
効率化し、質の高い
製品づくりをリードする。

複雑なソフトウェア開発を
効率化し、質の高い
製品づくりをリードする。

高橋修 組込み技術事業部長
大手SIerを経て、2001年入社。大規模・複雑化した組込みソフトウェア開発の効率化を事業ミッションとし、DevSecOpsを実現する開発手法の提案を行い顧客ニーズに応えている。

自動車分野を対象としたソフトウェア、および開発に適したツールチェーンの開発が主力。

 

組込み技術事業部は、家電製品や産業機器などの機械を制御する組込みソフトウェアを専門とする部署です。事業を始めた頃は、自動車、携帯・スマートフォン、民生機器など様々な分野向けのソフトウェア開発を行っていました。組込みソフトウェアは現実の装置や機械を制御するため、不具合がないことや短時間で処理を確実に完了できることが求められ、その開発ノウハウが必要となります。現在は、自動運転など高度化が進んでいる自動車・モビリティサービスが注力するマーケットとなっています。

 

近年の自動車は安全・安心や環境性能・エコロジーに対するニーズの高まりもあり、組込みソフトウェアの規模も増えています。2000年頃のクルマと比べると、今のクルマの中で動いているコンピュータの台数は約10〜100倍。やりとりする情報量は約200倍に増え、今後も電子化は進んでいく見込みです。

 

私たちが自動車分野に注力するようになったのは、AUTOSAR(オートザー)という国際標準規格にもとづくソフトウェア開発がきっかけです。AUTOSARはソフトウェアを部品化することで開発の効率化や流通を目的とした規格で、欧州が中心となって策定されました。弊社は、他社に先駆けてAUTOSARへの取り組みを進めるとともに、様々な設計向け規格やプラットフォーム導入などのソフトウェア開発ニーズに応えられるように活動規模を拡大してきました。

 

 

私たちの強みは、組込みソフトウェア開発のみならず、システム開発を効率的に行うための仕組みを検討し実現できることです。近年の組込みソフトウェアは、高度な制御・クラウドサービスとの連携・リッチな操作画面サポートなど複雑化が進んでおり、これまでの開発手順では効率的に進められない問題が顕在化しています。この問題に対処するには、複雑化した開発内容を横断的に扱える開発手順や手順実施を省力化・自動化する仕組み(ツールチェーン)が重要となります。私たちは、手順の実施内容を分析し、支援ツールを立案・開発することができます。

 

支援ツールを導入いただいた事例をご紹介します。
あるメーカーでは自社で仕様書を作成し、外部のソフトウェア開発会社に依頼してプログラムを開発するというスキームで開発業務を行っていました。メーカーの担当者様より、開発にかかる期間を短縮したいとの相談を受け、私たちが仕様書からプログラムコードを自動生成する仕組みを提案し、必要となるツールを開発して提供したところ、業務の外部委託が不要となりました。目的とした期間短縮を達成するとともに開発費用も低減され、メーカーの担当者様に大変喜んでいただけました。

技術サイクルが早い業界で、常に変化を先取りする。

大切なのは、お客様としっかりと向き合い、要望にミートすること。

私たちの開発技術をブラッシュアップするため、開発を効率化できそうな技術トレンドを把握し、様々なソフトウェアプラットフォーム利用・AI活用・モダンなIT開発インフラ活用などの取り組みを続けています。

私たちが大切にしているのは、お客様としっかりと向き合うこと。依頼されたソフトウェア開発が行えるのは当然で、開発の背景・目的を過不足なく理解し、お客様の要望にミートするのが私たちの仕事です。自動車産業は規模が大きく技術変化も進んでおり、投資したシステムを捨てる判断がなされることもあります。お客様の希望されるゴールを十分理解し、ノウハウを生かした提案を行うことで、期間や費用を含めて期待する成果が出せるように心がけています。

今後はモビリティやロボットを活用したサービス開発へ。

組込み技術事業部のスタッフは20名(2023年10月現在)。事業部がスタートしてまだ15年ほどなので、半数は初学から組込みを学びました。組込みがITと違うのは、現実に存在するモノを扱うことです。工学系の高度な学術知識は必要ありませんが、数学や物理の素養があった方がよりスムーズに仕事を理解できると思います。向いているのは、新しい技術や開発の仕方に関心の高い人。開発するためのツールやプログラム言語は、品質や機能的に優れたものが数年ごとに増えていきます。変化を先取りしないとお客様にも最適な提案ができないので、安定を望む人には面白くないかもしれません。決められた手順をこなすのではなく、新しい技術をどう活かすかを考えるのが私たちの仕事の面白さです。

 

今は自動車向けソフトウェアの仕事が中心ですが、今後はモビリティやロボットを活用したサービス開発の需要が伸び、その開発が中心になると考えています。例えば、スマホを使って旅行中に現在地に自動運転車両を呼び出し、次の観光地につくまでの間、休憩しながら景観を楽しむ体験ができる旅行移動や、靴や服など試着が必要な商品が欲しいときに移動式のお店を自宅に呼んで購入する移動店舗など、今は想像もできない多様なニーズがあると予想しています。
常に未来を考え、新しいエンジニアリングサービスを提供できるように努めていきます。

 

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